百戦錬磨 !

投げ釣り & Sport Casting

淡路島仮屋漁港一文字波止のカレイ投げ釣り

仮屋漁港一文字波止は大バンカレイのアパートや~!】

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<バード・パニック>

その前に今回もイカナゴが大漁に取れていた頃の出来事です。
ある年の3月始めに戻りカレイを狙って、明石市の大蔵海岸に釣行した。
上手い具合に埋立地の東南の角にある1級ポイントが取れたので、早速赤竿を並べてキャスト開始。
ここは目の前に激流で有名な明石海峡があり、東に流れる引き潮のポイントで、30cmオーバーの大型マコガレイには定評ある好釣り場。
ところが、期待の引き潮が流れているのに全くアタリがない。これは困ったと思っていると、黒い大きな魚影が足元に近づいて来た。よく見ると、何とイカナゴの群れだ!それも巨大な影で、今では考えられないような大軍。
明石海峡の中央部では漁船が網を入れているのが見えるが、イカナゴの群れは足元に寄って来たのだ。そこで、この群れの中にキャストすると、直ぐにアタリがあり30cm級のマコガレイがヒット。
やはり大群の下には魚も寄って居たのだ。
イカナゴは人間も大好きだが、魚も大好きのようで、ガボッ、ガボッと大きなスズキがボイルしているのも見える。これは、今日も爆釣になるとほくそ笑んだが、大間違いだった。
今日はやけに鳥が多いなと感じていたが、何時の間にか回りは鳥だらけ。一番多いのはカモメだが、いろんな鳥がイカナゴを目指して一斉に急降下し、バチャバチャと凄い音があり、もう戦場だ。
早くキャストしたいが、猛烈な鳥の群れに確実にラインに引っ掛かかる。
鳥だらけで空も真っ黒、何千羽という状態になってパニックだ。鳥に襲われる映画があったが、私も身の危険を感じて、建物のある方向へ走って退避した。
まぁ、1時間ほどでイカナゴの群れは沖に出たので静けさを取り戻したが、海面を見ると鳥の死骸もあり、足元に残る沢山の羽毛とロッドケースやバッグには糞だらけでびっくり仰天だった。
結局、その後は魚も釣れずで納竿となったが、ほんと懐かしい恐怖の出来事でしたね。


戻りガレイ絶好調!淡路島仮屋漁港一文字波止の投げ釣り 
淡路島の東浦周辺では2月下旬から戻りガレイが絶好調と言うので、カレイファンの釣友たちと定評がある森漁港へ釣行した。
現地に午前6時に到着し、森渡船で出航。松岡氏のグループは目の前にある森漁港一文字波止に上がり、私は車谷氏たちと南側にある仮屋漁港一文字波止に上がる。
今日は晴天だが、猛烈な風が吹く予報なので、私は風除けのある白灯台の先端部でタックルをセット。車谷氏たちは大波止の中ほどまで歩いて釣り座を取っている。早速、カレイバリ15号に青ムシを刺してキャスト。置きザオにしてアタリを待つ。
まだ、風も弱いが気温は2度と厳しい寒さである。

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勿論エサ取りの姿もなく、これで釣れるのか不安が募るが、直ぐに、そんな不安を吹き飛ばす情報が入った。
何と車谷氏が1投目で38cmの大型マコガレイをヒットさせたらしい。こんな状況で早くも釣るとは、やはり名人だ。
これで一気に活性が上がり、寒さに負けずみんな真剣にキャストしている。
9時過ぎには風が徐々に強くなったが、山からの追い風なのが有り難い。しかも、またヒットさせたのは車谷氏。
私の釣り座からは100mほど離れているが、大きなカレイをぶら下げて、回りが騒がしくなっているのが見える。
本当に羨ましい光景だ。
それでも10時ごろにやっと私のサオにアタリがあり31cmのマコガレイが釣れた。そこで、嬉しさのあまり車谷氏に連絡すると、何と「3匹目が今釣れて42cmもあり、2匹目は41cmですよ。」という。

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名人のカレイです



これで大型カレイを3匹も釣り、しかも回りの釣友たちはボーズだから、もう空いた口が塞がらない。みんな泣くに泣けない状況だ。
ほんと凄すぎる。状況が好転したのは昼食を食べてから。追い風に乗せて遠投すると、サオ尻をボーンと浮かす強烈なアタリ。「来たぞ!」とサオに飛びついて大きく合わせると、ズシッと乗った。
サオは満月になり、グィグィと締め込む好ファイトを楽しみながら慎重に浮かすと43cmもある超大型マコガレイだ。

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これが全体で本日の最長寸です。
しかも、その後には38cmを追加して、猛烈な風になったので残念ながら14時過ぎに納竿。
迎えの渡船に飛び乗った。
私の釣果は3匹で、数では名人車谷氏と並ぶことが出来、近くでサオを出すN氏も40cmを釣っており、T氏も35cmと、この一文字波止では31cm~43cmのカレイが8匹。

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私の釣果


森漁港一文字波止では松岡氏が37cmと40cmを釣っており、マムシの餌で頑張った大阪のカレイ名人のA氏が40cm前後を一人で4匹と今日の竿頭でした。
全体で35cm~42cmを8匹と釣友たちで大型カレイが合計16匹も釣れており、渡船の船長もびっくりする素晴らしい釣果となりました。
これから花見ガレイも本番。益々楽しめるので、ぜひチャレンジしてください。

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釣友も大物を釣ってました


【当日のタックル】
・投げサオ ダイワ・トーナメントサーフT33号―425
・リール  ダイワ・ロングビーム35QD
・道糸   UVFサーフセンサー8ブレイド+Si2号200m       
・ちから糸 サーフセンサーハイパーテーパーちから糸+Si2号~6号
・オモリ  遊動テンビン33号 
・ハリス  5号 
・ハリ   カレイバリ15号 
・エサ   青ムシ

【森渡船】
℡0797-74-3232

【交通】
神戸淡路鳴門自動車道の東浦ICで下り、R28号を右折して南下し、約10分で森漁港。渡船乗り場に駐車場があります。※土日は渡船が出る予定です。


43cmマコガレイがヒット!淡路島森漁港のカレイ投げ釣り

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今年のイカナゴは価格が高騰して海のダイヤになってしまった。
2024年の播磨灘のイカナゴ漁は不漁のため1日で終漁になりました。
原因は色々とあるが、一番はやはり地球温暖化の影響ではないだろうか。
大漁の時は1kgが600円だった。私は甘辛く煮た「くぎ煮」が大好きだったが、今は価格が高騰して今年は1kgが何と8,000円。しかも、イカナゴが取れないので買うことも出来なかった。もう食卓に並ぶことはないのだろうか。そんなイカナゴが大漁に取れていた頃の出来事です。

【ヘビの恩返し】
3月1日に淡路島の北淡にある松帆海岸にカレイとアイナメを狙って釣行した。
ジャリ浜に車を乗り入れて、少し早いので仮眠した。
明るくなって起きてみると、足元に大きな棒が横たわっている。
到着したときには無かったので、よく見ると何と大きなヘビだ。
それは1.5mはある青大将で「啓蟄」の日は3月6日なので少し早く出て来たが、その日はかなり冷え込み仮死状態となっていた。これは可哀想と、棒で持ち上げて森に返して上げた。そして、小さな神社の赤い鳥居の近くでサオを出し、遠投で大物を狙って見たが、潮が速くて全く釣れない。
しばらく粘ってみたが餌取りも見えず、場所変えを考えていると、なんと足元にピンピンと小魚が跳ねている。
よく見るとイカナゴだ。その頃は春の風物詩で大漁に取れていたので珍しくないが、それも真っ黒になるほどの群れが目の前に現れたのでびっくり仰天。急いで遠投から近投に変えると、直ぐに大当たりがあり、47cmの巨大なアイナメがヒット。
それからはもう入れ食い状態で、ポン級アイナメやカレイがヒット。
その日は釣り新聞の取材で、これだけ釣れればOKだろうと担当者に電話すると、花見ガレイの特番で使うから出来れば40オーバーが欲しいという。
これは困ったと思ったが、イカナゴの群れの中にキャストすると直ぐにアタリがあり、何と40cmがヒット!
こんなに簡単に大バンカレイがヒットするとは、やっぱり助けたヘビの恩返しだと思いました。



これから一段と水温が下がり、釣り人にとっては一年で一番厳しい季節でもある。
そこで、淡路島では戻りカレイで定評ある東浦の森漁港へ釣行した。
現地に午前6時ごろ到着。
薄明るくなって来たので、南側にある川尻から伸びる波止へ入る。ここは穴場的存在で好ポイントの先端部で早速タックルをセット。
カレイバリ15号に青ムシを房掛けに刺してフルスィングで遠投する。

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今日は大潮で満潮が午前10時ごろなので、それから南へ流れる引き潮を狙う作戦だ。早朝は冷え込んだが、まだ風も弱く、思ったほど寒くない。ただ、エサ取り定番のクサフグが猛烈で、サオを上げる度に全くエサがない。しかも、潮流が速いのでアオサ等の流れ藻が多く、テンビンや仕掛けに団子になって付いてくる始末。
リールを巻くのも重労働で、これが本当に厄介だ。仕方なく、潮が緩むまでは近投にして流れ藻を避けておくことにした。
状況が好転したのはお昼過ぎ。エサ取りも減り、ゆっくりと引き潮が流れ出してチャンス到来。しかも、山からの強い追い風に変わったので好都合。
1本バリにしてフルスィングで遠投し、港内の航路筋を狙うのが最良だ。グーンと飛距離が出るが、上手く風に乗った時は沖の一文字波止の壁にオモリが当たり、2個は変形してしまったので投げ過ぎには注意です。それから、そろそろ来るぞ!とサオ先を注視していると、一番右のサオにコンコン、グィーッと明確なアタリが出た。
これは本命と一呼吸待ってからバシッと大あわせをするとズシッと乗った。サオは満月のように曲がり、グィグィと強烈に底へ締め込んで行く。これはデカイと慎重に浮かすとウチワのような大きいカレイだ。
一発でランディングして測ると43cmもある見事なマコガレイで思わずガッツポーズ。

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しかも、その後でまたアタリがあり、今度は37cmのマコガレイと厳しい中でも両手に花と大型カレイを仕留めることが出来、狙い的中と思わずニッコリ。
ただ、その後は天気予報の通りに猛烈な北風が吹き出して寒くなり、後ろ髪を引かれる思いで14時過ぎに納竿となった。

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【当日のタックル】
・投げサオ ダイワ・トーナメントサーフT33号―425
・リール  ダイワ・ロングビーム35QD
・道糸   UVFサーフセンサー8ブレイド+Si1.5号200m       
・ちから糸 サーフセンサーハイパーテーパーちから糸+Si2号~6号
・オモリ  遊動テンビン33号 
・ハリス  5号 
・ハリ   カレイバリ15号 
・エサ   青ムシ

【交通】
神戸淡路鳴門自動車道の東浦ICで下り、R28号を右折して約10分で久留麻南の交差点を
左折し現地へ。



40cmのシロアマダイがヒット!和歌山県串本 ・紀伊大島の磯投げ釣り

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投げ釣りで狙う超高級魚と言えば「シロアマダイ」ではないだろうか。
アマダイにはアカアマダイ、キアマダイ、シロアマダイの3種類がおり、そのなかでもっとも大きくなるのがシロアマダイです。
日本記録は愛媛県宇和島で釣れた67.9cmもあります。
水深30m~100mの砂泥底に生育し、魚体の美しさに何と言っても最高に美味で、旬は晩秋10月から春3月ぐらいが一番脂ものって抜群に美味いと言う。50cm近い大物になると固体が少なく、中々一般の魚屋さんではお目に掛かることはない幻の魚。
以前、大阪の阪神百貨店の地下にある魚販売の所で、50cmぐらいのシロアマダイが27,000円で売っていたのでびっくりしました。
最近は和歌山県の田辺沖の船釣りではタイカブラ等で良く釣れているようですが、投げ釣りでは愛媛県の三崎周辺が一番だと思います。

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こんなシロアマダイが愛媛では釣れます


昔、神戸市垂水の垂水漁港一文字波止で50cmオーバーの魚拓を出した人がおり、こんなところで釣れるのか驚きました。
私は三重県尾鷲で52cmを釣りましたが、釣友は対馬まで飛んで、毎回シロアマダイの大物を数匹は釣ってくるので、遠征費は高いですが狙う価値はありそうです。

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三重県尾鷲のシロアマダイです


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名人は対馬で大物を釣ってます


遅くなりましたが、和歌山県串本の紀伊大島でシロアマダイをゲットした釣行記です。
寒い日が続いており、全般的に釣りものが少なくなってきた。
そこで、気候温暖な和歌山県南紀エリアでは肝パンの美味しいカワハギが釣れると釣友たちと釣行した。
現地、白野港に午前4時ごろ到着。5時半の一番船は超満員で出港。
当日は磯釣りクラブの例会があるそうで、名礁はほとんど予約済みになっており、上がりたかった磯は無理。
仕方なく私は松岡氏とペアでヒラバエに上がる。

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早速タックルをセット。明るくなった6時過ぎから青イソメを房掛けにしてキャストを開始。
ここは目の前にマグロの養殖イケスがあり、水深もたっぷりあってカワハギの大物には抜群の実績がある好釣り場だ。
早朝は冷え込んだが、風も弱くて最高の釣り日和。
しかも大潮で満潮からの下げ潮が走り、これなら釣れそうと安堵したが、期待に反して全くアタリがない。
どのサオも、エサがそのままの状態で上がってくる。
今日は厳しい釣りになると二人で顔を見合わせるが、最初にサオを曲げたのは松岡氏で大きなウツボを抜き上げた。
次もウツボとイカ餌に食い付くのはウツボだけで3連発と苦笑い。
その後で、何度かカワハギらしいアタリがあったが、型が小さいのか食いが渋くて乗らなかった。
それでも昼前には松岡氏が「来ました!」とニコニコしながら美味いメイチダイの38cmをヒットさせたのには驚いた。

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私には嫌なウミケムシばかりで全く釣れない。仕方がないので早めに弁当を食べていると、私の赤ザオがグィーッと一気に海面に突き刺さった。これはサオを満月にしてグィグィと締め込み大物の予感。カワハギ用の細いハリスにウナギ針の10号と無理は出来ず、慎重に浮かすと、何と高級魚のシロアマダイでびっくり仰天。
測ると40cmもあり、思わずガッツポーズ。

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釣友が狙っていた魚が私にヒットした。しかも、その後でまた強烈なアタリがあり、好ファイトを楽しみながら浮かせて松岡氏の玉網に入ったのはガンゾウヒラメでは特大サイズの48cmもある大物で二度びっくり。
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播磨新島の赤灯台先端部ではキス釣りの外道としてよく釣れるが大抵は25cmほどと小さい。
こんな大物は初めてで、午前中の不調がウソのように大物がヒットした。
ただ、それからは猛烈な西風になり、残念ながらアタリも止まったので納竿して16時の迎えの渡船に飛び乗った。
私たちは釣れなかったが、ヨコヘラに上がった平尾君は良型のカワハギを4匹も釣っていました。

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【当日のタックル】
・投げサオ ダイワ・ウィンドサーフT33号―405
・リール  ダイワ・ロングビーム35QD
      ダイワ・サーフ45
・道糸   UVFサーフセンサー8ブレイド+Si2号200m サイトサーフⅡ5号200m      
・ちから糸 サーフセンサーハイパーテーパーちから糸+Si2号~6号サーフキャスター5号~12号
・オモリ  遊動テンビン33号 
・ハリス  4号 
・ハリ   ウナギバリ10号 2本バリ
・エサ   青イソメ

【しょらさん渡船】℡0735-62-1251 
                                渡船代4,500円

【交通】
阪和自動車道、紀勢線を経由してすさみ南ICで下り、42号線を南下して、潮岬東入口交右折して串本大橋を渡って現地へ。

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